対象と結論

会計ソフトをやよいの青色申告 オンラインに決めた。次に迷うのが、セルフ、ベーシック、トータルのどれにするかです。料金表を見ると機能の違いを探したくなりますが、探しても見つかりません。3プランの機能は同じだからです。

結論を先に書きます。違うのはサポートの範囲だけです。自分で調べて解決できるならセルフ。操作が分からないときに電話やチャットで聞きたいならベーシック。仕訳や確定申告の中身まで相談したいならトータル。セルフとベーシックは、2027年3月15日までの申込なら初年度が無料です。迷うならベーシックで始め、2年目の更新の前に、実際に何回聞いたかを見て決めます。

料金は弥生の公式料金ページを 2026-09-11 に読んだ値です。キャンペーンには申込期限と、自動更新の決済登録という条件があります。契約の前に同じページで確かめてください。

運営者の時計店 Timeseek(timeseek.net)は freee を使っていて、やよいは使っていません。運営者の見立てでは、やよいは価格が低い一方で管理画面に独特の癖があり、法人化を見据える人に向くと考えています。会計ソフトそのものの選び方は、会計ソフトの比べ方の記事で扱っています。

条件を確認

先に、自分の状況を四つ書き出します。

  1. 帳簿の経験: 簿記や会計ソフトを使ったことがあるか。初めてか
  2. 聞き方: 分からないとき、自分で検索して解決するか、人に聞きたいか
  3. 相談の中身: 聞きたいのは画面の操作か、仕訳や確定申告の中身か
  4. 取引の数: 月に何件の取引(売上の入金、仕入れ、経費)があるか

3プランの料金とサポート(確認日 2026-09-11)

プラン初年度(2027-03-15までの申込)2年目以降の年額(税抜)サポートの範囲
セルフ無料11,800円Web の FAQ
ベーシック無料22,800円セルフに加えて、電話・メール・チャットの操作サポート(電話はサポート契約期間中10回まで)
トータル半額(19,800円、税抜)39,600円ベーシックに加えて、仕訳・経理業務・確定申告の相談

機能は3プランとも同じです。帳簿の付け方、銀行やカードの取り込み、確定申告書の作成で、プランによってできないことはありません。差はサポートだけ。ここを押さえると、選び方が単純になります。

キャンペーンの主な条件は二つです。2027年3月15日までに有償プランを申し込むこと。自動更新のための決済方法(口座振替かクレジットカード)を登録すること。ただし、適用は1事業者1回だけです。無料体験プランの期間を過ぎた人、やよいの白色申告 オンラインで初年度無償キャンペーンを使った人、一度解約してから申し込み直す人は対象外です。キャンペーンは予告なく変わったり終わったりすることがあります。更新をやめる場合は、契約が終わる月の前月末までに手続きが要ります。

架空の2店で当てはめる

架空の2店の例です(架空データの例。実店舗の数字ではありません)。

状況当てはまるプラン2年間の費用(税抜)
A店会社で経理をしていた。取引は月30件。分からないことは自分で調べるセルフ初年度0円+2年目11,800円=11,800円
B店帳簿は初めて。取引は月80件。画面の操作を聞きたいベーシック初年度0円+2年目22,800円=22,800円

B店は、初年度に操作を覚えれば、2年目はセルフで足りるかもしれません。初年度はどちらも無料なので、B店がベーシックで始めても損はありません。ベーシックからセルフへの変更は、契約終了月の前月末日までに申し込めば、次の契約期間から切り替わります(弥生のサポート情報、確認日 2026-09-11)。2年目からセルフにすれば、2年間の費用は11,800円です。

判定と次の行動

条件判定次の行動
仕訳や確定申告の中身まで相談したいトータル初年度は半額。税理士に頼む費用と比べてから決める
画面の操作を人に聞きたいベーシック初年度無料で始め、2年目の更新前に聞いた回数を見てセルフへ変えるかを決める。電話を多く使うなら10回の上限に注意
帳簿が初めて、または迷っているベーシック初年度はどちらも無料なので、聞ける方で始める
それ以外(簿記や会計ソフトの経験があり、自分で調べて解決できる)セルフ初年度無料で始め、2年目もセルフで続ける

上から順に当てて、最初に当たったところで止めます。

無料・標準機能で足りる場合

初年度はセルフもベーシックも無料です(2027年3月15日までの申込)。まず1年、無料で使ってみる。これが一番安い始め方です。

セルフで足りるかは、1年使ってから決めても遅くありません。帳簿の付け方で分からないことの多くは、国税庁の資料と会計ソフトの FAQ で解決します。

青色申告の控除の条件も、プランに関係なく同じです。65万円の控除を受けるには、複式簿記で帳簿を付け、貸借対照表と損益計算書を添えて期限内に申告します。そのうえで、e-Tax で申告するか、優良な電子帳簿を保存して届出書を出します。これは2026年(令和8年)分までの条件です。財務省の令和8年度税制改正の大綱では、2027年(令和9年)分から e-Tax での申告が65万円の条件になり、優良な電子帳簿の保存なども満たすと75万円になります(国税庁 No.2072、財務省、確認日 2026-09-11)。青色申告承認申請書は、青色申告をしたい年の3月15日までに出します。その年の1月16日以後に開業したなら、開業から2か月以内です(国税庁 No.2070・No.2090、確認日 2026-09-11)。

2年目の更新は自動です。契約終了の前月に、弥生から更新の案内メールが届きます。何もしなければ、登録した決済方法で2年目の年額が引き落とされます。続けるか、プランを変えるか、やめるかは、更新の前月末までに決めます。

比較

3プランを、使う場面ごとに並べます。

場面セルフベーシックトータル
帳簿を付ける、確定申告書を作るできるできるできる
画面の操作が分からないFAQ で調べる電話(契約期間中10回まで)・メール・チャットで聞ける聞ける
仕訳の仕方が分からないFAQ で調べる操作の範囲で聞ける相談できる
確定申告の中身を相談したい対象外対象外相談できる
初年度(2027-03-15までの申込)無料無料半額
2年目以降(税抜、年額)11,800円22,800円39,600円
実店舗での検証未実施未実施未実施

トータルを選ぶ前に、税理士に頼む費用と比べます。仕訳や確定申告の中身まで人に任せたいなら、会計ソフトの相談サポートより、税理士に帳簿を見てもらう方が合う場合があります。運営者は freee を使い、帳簿と申告は税理士に任せています。

提携が有効な商材には、表や案内のリンクに「PR」の印が付きます。「PR」の印がない商材は、提携は未確認か、報酬の発生しない通常の案内です。

料金の見方

見るのは2年目以降の年額です。初年度は無料や半額でも、2年目からは毎年かかります。3年使うなら、セルフは23,600円、ベーシックは45,600円(どちらも税抜、初年度無料の場合)。差は年に11,000円です。小さくない。

この差で「電話やチャットで聞けるか」を買うかどうか。帳簿を付ける時間が月に何時間か、聞けないと何時間増えるかを考えると決めやすくなります。

進め方を選ぶ

  • セルフで始める: 経験があり、自分で調べて解決できる人。公式ページの通常の案内で申し込みます
  • ベーシックで始める: 帳簿が初めての人、迷っている人。初年度無料で始め、2年目の前に見直します
  • 会計ソフトから選び直す: freee やマネーフォワードと比べたいなら、会計ソフトの比べ方
  • 開業の手続きがまだ: 開業届と青色申告承認申請書は、個人事業か法人かの記事で手順を扱っています
  • 迷う場合だけ相談する: 相談から状況を送れます(任意。受託は初期の範囲外で、税務の個別判断はしません)

どの進め方でも、この記事の表を使うのに登録や紹介リンクは要りません。

導入・検証・戻し方

順番です。実行ログはなく、提案です。

  1. 公式料金ページで、キャンペーンの申込期限と条件を確認日つきで控える
  2. 判定表でプランを決めて申し込む。自動更新の決済方法を登録する
  3. 銀行とカードを連携し、最初の月の取引を仕分ける
  4. 分からないことが出たら、FAQ で調べたか、人に聞いたかを数えておく
  5. 更新の2か月前に、聞いた回数と2年目の年額を見て、プランを決め直す
  6. 更新をやめる場合は、契約が終わる月の前月末までに手続きする

戻し方は、帳簿のデータを書き出しておくことです。やめる前に、仕分け済みのデータを書き出して保管します。年の途中でやめると同じ年の帳簿が分かれるので、変えるなら年が変わるときにします。

検証と制約

実店舗での検証は未実施です。この記事の2店の例は架空データの例で、帳簿にかかる時間は測っていません。

料金は弥生の公式料金ページを 2026-09-11 に読んだ値です。ベーシックの電話サポートは、同じページの注記でサポート契約期間中10回までとされています。プランの変更は、弥生のサポート情報で確かめました(確認日 2026-09-11)。上位のプランへは、いつでも申し込めます。切り替えはすぐで、契約更新月までの差額を払います(契約終了月は変更できない場合があります)。下位のプランへは、年契約なら契約終了月の前月末日までに申し込み、次の契約期間から切り替わります。キャンペーンの期限(2027年3月15日の申込分まで)を過ぎると条件が変わります。

運営者は freee を使っていて、やよいは使っていません。「管理画面に癖がある」は運営者の見立てで、機能を一つずつ比べた結果ではありません。弥生には紹介の制度があります。提携が有効なときは、紹介リンクに通常のリンクと区別する属性を付け、「PR」の印を表示します。

出典

  • Y01: やよいの青色申告 オンライン 料金プラン(弥生、確認日 2026-09-11)
  • Y02: 契約プランの変更について(クラウドサービス)(弥生、確認日 2026-09-11。サポート情報 ida29689)
  • N03: No.2090 新たに事業を始めたときの届出など(国税庁、確認日 2026-09-11)
  • N04: No.2070 青色申告制度(国税庁、確認日 2026-09-11)
  • N08: No.2072 青色申告特別控除(国税庁、確認日 2026-09-11)
  • N10: 令和8年度税制改正の大綱(1/9)(財務省、確認日 2026-09-11。令和9年分以後の青色申告特別控除の見直し)
  • G01: 役に立つ、人を第一にしたコンテンツ(Google、確認日 2026-09-07)
  • G02: Google Web Search spam policies(Google、確認日 2026-09-07)
  • V301: Google Search generative AI optimization guide(Google、確認日 2026-09-07)
  • V306: Structured data general guidelines(Google、確認日 2026-09-07)
  • V308: Qualify outbound links(Google、確認日 2026-09-07)

紹介関係の開示: この記事で名前を挙げたやよいの青色申告 オンラインのうち、提携が有効なものには「PR」の印を付けています。印のないものは提携は未確認か、通常の案内です。料金と条件は公式サイトで確認してください。