対象と結論

「ネットショップ どれがいい」と検索して業種の一覧やランキングを眺めても、自分の店の答えは出ません。答えは自分で出すしかない。この記事は、これからネット販売を始める人と、今のネットショップを移すか迷っている人が、BASE・STORES・カラーミーショップ・おちゃのこネット・Shopify のどれで店を開くかを決めるためのものです。読み終わると、国内のカートで足りるか、Shopify が要るか、まだ決められないか、のどれかが決まります。次にやることも決まります。

先に、この記事で使う言葉を三つだけ決めておきます。ネットショップを作って売る仕組みを「カート」と呼び、契約したままの状態で使える機能を「標準機能」と呼びます。店の見た目のひな型が「テーマ」で、テーマを少し直すことを「見た目の編集」と書きます。あとから足す追加機能が「アプリ」で、無料のものと有料のものがあります。この三つで足りなければ、自分で作るか、誰かに頼むことになります。

結論は一つです。どのカートが向くかは業種ではなく、売上の中心になる売り方で決まります。売り方を一つずつ書き出し、候補のカートで、標準機能でできる、見た目の編集でできる、アプリが要る、作るか頼む、どうやってもできない、の五つに仕分けます。国内のカートの標準機能か見た目の編集で中心の売り方が全部できるなら、国内の無料プランから始める。商品ごとの出し分け、海外販売、在庫や会計との自動のつなぎ込みが中心にあって国内で足りないときだけ、Shopify を候補にする。今の店で中心の売り方が全部できているなら、移さない。

例は、運営者の時計店 Timeseek(timeseek.net)の売り方で書きます。Timeseek は Shopify で運営しています。運営者の意見として、国内のカートはできることの範囲が決まっていて細かく直しにくいものが多く、Shopify は世界で最も使われ、日本語の資料も多いので、海外製という理由だけで候補から外すのはもったいないと考えています。ただしこの記事では国内のカートを先に並べます。月額0円で始められ、多くの店はそれで足りるからです。売上や件数などの数字は出しません。

向かない店の形は、先に三つ挙げておきます。

  • 「問い合わせで相談してから値段を決める」のように、中心の売り方が標準機能にもアプリにもないまま契約し、あとからアプリを重ねて手が回らなくなる
  • 月額0円のカートで足りる店なのに、機能の多さだけで月額のかかるカートを選び、売れる前に固定費だけが積み上がる
  • 今の商品ページの住所(URL)と過去の注文の記録のうち、どれが持ち越せないかを確かめずに切り替え、検索からの来店と過去の注文の照会を同時に失う
  • ChatGPT や Google の AI 経由で売れることを当てにして選び、利用できる地域や売る相手の条件が自分の店に当てはまらない

条件を確認

書き出しに入る前に、店の前提を四つ埋めます。順番どおりに。

  1. 今の売り場: 自分で借りたサーバーの店、月額のネットショップサービス(BASE や STORES など)、楽天などのモール、まだ何もない
  2. 引き継ぎたいもの: 商品、商品ページの住所(URL)、お客様の情報、注文の記録のうち、新しい店へ持っていきたいもの
  3. 売る相手の地域: 日本国内だけか、海外にも売るか。通貨と税込表示の扱いが変わる
  4. 自分で直せる範囲: 見た目の編集を自分でやるか、プログラムの修正は外に頼むか、アプリを足してよいか

四つ目が抜けやすい項目です。「自分で作る」と仕分けできるのは、店主が見た目の編集までできるか、プログラムを書ける人が身近にいるときだけです。誰もいないのに「作る」と書くと、あとで仕分けが全部「頼む」に変わります。

国内のカートで足りるか、Shopify が要るか

書き出し表に入る前に、候補を国内の4社と Shopify に分けて、違いを先に見ておきます。料金は各社の公式ページを 2026-09-11 に読んだ値で、見直しは30日ごとです。

条件BASESTORESカラーミーショップおちゃのこネットShopify
月額0円で始めるできる(決済3.6%+40円とサービス利用料3%)できる(決済5.5%〜)できる(無料の手数料は未確認)できる(決済6.6%税別、商品100点まで)できない。3日間の無料体験のあと有料
有料プランの最初の段の月額16,580円(年払い)/19,980円3,300円(年契約、税込)/3,960円4,950円(初期3,300円)3,960円(税込)公式料金ページで確認(Basic から4段)
独自ドメイン無料プランでの可否は未確認スタンダードから未確認ベーシックから接続できる
商品ごとに状態・付属品を出し分けるテンプレートの範囲で可否を確認同左同左同左テーマの編集と商品ごとの項目で対応(運営者が Timeseek で利用)
海外にも売る・複数の通貨各社の公式で確認同左同左同左標準の範囲に多通貨と海外向けの機能がある(対象プランは公式で確認)
在庫や会計と自動でつなぐ国内の一元管理・会計ソフトの対応先に含まれることが多い(各社で確認)同左同左同左一元管理はサービスにより「受注のみ」の対応(ネクストエンジンの記載)。会計ソフトの連携は各社で確認
自分で作ったものをつなぐ限られる限られる限られる限られる広い

「テンプレートの範囲」「限られる」の行は、この記事で各社の機能を試した結果ではなく、運営者の見立てです。自分の店で要る行だけ、各社の公式ページで可否を確かめてください。国内の4社で足りる店に、Shopify の月額は要りません。足りない行が中心の売り方にあるときだけ、Shopify を候補に入れます。

売り方の書き出し表

売り方と、守りたい条件を一行ずつ書き、仕分けと確認の列で締めます。開発の人に渡すときは、この表を「要件書」と呼びます。

書くこと
売り方・条件「商品を1点ずつ売る」のように、動詞で一つずつ書く
必要か必要/あると良い/不要
売上の中心か中心/中心でない。この列が判定を決める
仕分け候補のカートごとに、標準機能/見た目の編集/アプリ/作るか頼む/できない/未確認
確認公式ページの名前と確認した日。試した場合はその環境

仕分けの列には、公式ページを読んだ結果か、試しに作った店で確かめた結果だけを書きます。思い込みは「未確認」のまま残す。確認の列が空の行は信じない。この二つが運用の決まりです。

Timeseek の売り方で書いた記入例

Timeseek の商品は時計で、同じものが二つない一点物が中心です。商品ごとに状態や付属品、保証の有無が違い、同じ商品を複数の売り場に出すこともあります。この売り方を、これからカートを選ぶ人の立場で書き出したのが次の表です。仕分けの列は Shopify を候補にしたときのもので、店主が公式ページを読んで埋めるという想定の例です。国内のカートを候補にする場合は、同じ行を各社の公式ページで埋め直します。Timeseek で機能を一つずつ確かめた結果ではありません。

売り方・条件必要か売上の中心か仕分け確認
商品を1点ずつ持ち、売れたら売り切れにする必要中心標準機能対象プランの公式ページで確認する。確認日は例として空欄
状態・付属品・保証の有無を商品ごとに表示する必要中心見た目の編集試しの店で確かめる予定。未実施
今の商品ページの住所を新しい店の住所へ転送する必要中心標準機能管理画面で設定でき、CSV で一括登録できる。上限は通常プランで100,000件(Shopify ヘルプ、確認日 2026-09-09)
過去の注文の記録を引き継ぐあると良い中心でない未確認引き継がず、今の店の記録を保管する案も並べる
日本円・税込で表示する必要中心標準機能対象プランの公式ページで確認する
同じ商品を複数の売り場に出し、在庫は一つにする必要中心未確認売り場ごとの連携方法を公式ページで確認する。別の記事(C1)の範囲
分割払いに対応するあると良い中心でない未確認決済会社の条件を確認する
ChatGPT・Google の AI 経由で売る不要中心でない対象外利用地域・売る相手・規約の条件が未確認

この表には「できない」がありません。それでも契約はまだです。「未確認」が中心の行に一つ残っているからで、公式ページで確かめて確認日を書き込むまでは、向くとも向かないとも言えません。住所の転送は上限の内側に収まっても、旧住所と新住所の対応表を作らずに切り替えると、向かない店の二つ目の形になります。

「できない」が出る例も一つ書いておきます。時計店でよくある「問い合わせで相談してから値段を決める」を中心の売り方にしたい店は、標準機能の商品ページに値段を相談する仕組みがない前提で、仕分けは「できない」です。代わりの方法は、商品ページには値段を出したうえで問い合わせの窓口を置き、相談は商品ページの外でやること。この代わりの方法で売上の中心が保てるなら「標準機能(代替あり)」に書き換えて先へ進めます。保てないなら、ここで Shopify を外します。それで終わりです。

判定と次の行動

表が埋まったら、次の順で上から当てます。最初に当たったところで止める。この表は、サイト側で店の状況を選ぶと判定を表示する仕組みの元にもなります。

条件判定次の行動
「中心」の行が国内のカートの標準機能で全部できる国内の無料プランで始める月額0円のプランで開き、月商が境目を超えたら有料へ(開業カートの記事 ST23)
「中心」の行に、商品ごとの出し分け・海外販売・自動のつなぎ込みがあり、国内で足りないShopify を候補にする上の売り方の表を Shopify で埋め、全部「標準機能」か「見た目の編集」なら契約に進む
「中心」の行に「できない」があり、代わりの方法でも中心が保てないどのカートも向かない今の店を続ける(次の節の三つの問い)、モールだけで売る、注文はカートを使わず問い合わせで受ける、のどれかを比べる
「中心」の行に「未確認」が残っているまだ決めない公式ページで確かめ、確認日を表に書いてから戻る。費用も同時に見るなら年間費用の比べ方(A2)
今の店で「中心」の行が全部できている移さない移る理由を表の外に書けたときだけ考え直す。移行しない方がよい条件は次の節
候補のカートで「中心」の行が全部「標準機能」か「見た目の編集」向くアプリなしで契約に進む。移す場合は、商品・お客様・住所の欠落を先に見つける手順(F1)へ
「中心」の行に「アプリ」「作るか頼む」が混じる比べてから決める年間費用の比べ方(A2)と、標準機能・アプリ・自作・依頼の比べ方(E3)で費用と手間を並べる

国内の4社の機能はこの記事で試していません。候補にする場合は、それぞれの公式ページで同じ表を埋めてください。

今のカートから移す場合は、三つの問いで先に止まる

BASE、STORES、カラーミー、EC-CUBE、自分で組んだカートで店を回していて、「そろそろ Shopify へ移った方がいい」と言われている人は、売り方の表の前にこの節を使います。勧める側の理由はたいてい、アプリが多い、テーマが選べる、あとで広げやすい、のどれかです。どれも、今の店で何が止まっているかには答えていません。

問いは三つです。移らないと解決しない課題があるか。移行で欠ける項目を許容できるか。失敗したときに戻せるか。一つでも「いいえ」があれば、今は移行しない。

問1 移らないと解決しない課題があるか問2 欠ける項目を許容できるか問3 失敗したとき戻せるか判定
いいえ問わない問わない移行しない。今のカートの設定や標準機能で解決する
はいいいえ問わない今は移行しない。欠ける項目の代わり(保管、お客様への説明)を決めてから再判定
はいはいいいえ移行しない。今の店を残す並行期間を確保してから再判定
はいはいはい移行を検討する。上の売り方の表と、移す項目の表へ進む

問1の「課題」は具体的に書きます。「商品ごとの状態と付属品を出し分けたい」「絞り込み検索を商品の項目で作りたい」のように。書けなければ答えは「いいえ」です。今のカートの設定やアプリで済むなら、それは移行の理由になりません。

移行しない方がよい条件も三つ挙げておきます。どれも切り替えの前日に気づいても間に合いません。

  • ポイント残高と注文の記録を移せないまま切り替え、常連から「残高はどうなったのか」と聞かれて答えられない
  • 旧住所の転送表を作らずに切り替え、検索から来ていた商品ページが全部「ページが見つかりません」になる
  • 代引きや銀行振込が移行先で同じ条件で使えず、その方法で買っていたお客様の注文が止まる

無料・標準機能で足りる場合

一番安いのは、移さないことです。今の店で中心の売り方が全部できているなら、移す費用も作業も丸ごと要りません。この記事の残りも読まなくて済みます。

これから開く店で、中心の売り方が国内のカートの標準機能で足りるなら、月額0円のプランで始めます。BASE・STORES・カラーミーショップ・おちゃのこネットの無料プランと、月商いくらで有料の方が安くなるかの境目は、開業カートの記事(ST23)に確認日つきで載せています。

Shopify を候補にする場合も、アプリを先に探しません。仕分けが「標準機能」と「見た目の編集」だけで中心が埋まるなら、追加のアプリなしで契約に進めます。Shopify の公式料金ページには、3日間の無料体験のあと3か月は月額150円で使えるという記載があります(2026-09-09 時点。期間限定の案内の可能性があるので、契約時に同じページで確かめます)。試せる間に試しの商品を数点入れて、1点だけの商品が売れたあとに売り切れの表示へ変わるか、税込の表示が崩れないかを見ます。ここは提案で、この記事として試した記録はありません。

アプリを比べるのは、中心の行に「アプリ」が残ったときだけ。その場合も料金は公式ページで確認し、契約前に「アプリを外したら表示がどう戻るか」を試せるかを先に見ます。

比較

書き出し表の主な行を、標準機能・アプリ・自分で作る・頼む、のどれで満たすかを並べた表です。料金は公式ページで確認し、この記事には書きません。

売り方・条件標準機能アプリ自分で作る頼む
商品を1点ずつ持ち、売れたら売り切れにする対象プランの公式ページで確認未確認不要不要
状態・付属品・保証の有無を商品ごとに表示するテーマの作りしだい未確認見た目の編集で対応対応範囲に含む
今の商品ページの住所を新しい住所へ転送する管理画面と CSV で設定。上限は通常プラン100,000件(確認日 2026-09-09)未確認転送の一覧を作って対応対応範囲に含む
商品のデータを移す一覧表(CSV)で取り込める。商品名・型番(SKU)・価格・在庫・商品ごとの項目(メタフィールド)の列がある(Shopify ヘルプ、確認日 2026-09-09)未確認項目の対応表を作って対応対応範囲に含む
問い合わせで相談してから値段を決める商品ページに仕組みはない前提。問い合わせ窓口で代替未確認見積もり画面を作るのは最初の範囲に入れない要件しだいで見積もり
追加でかかる費用プラン料金と決済手数料。公式ページで確認料金は公式ページで確認作業時間見積もり
戻し方今の店を並行して残すアプリを外したあとの表示は未確認直した分だけ戻す手順を納品
実店舗での検証未実施未実施未実施未実施

移す項目・欠ける項目・現状維持を一つの表で見る(例)

今のカートから移す人は、売り方の表とは別に、移す項目ごとに「今のまま」「移す方法」「欠ける・変わる」「判定」を一行ずつ書きます。次は Timeseek のような時計と革小物の店を想定した架空の例で、件数はすべて架空です(架空データの例)。

項目現状維持(今のカート)移す方法移行で欠ける・変わる判定
商品120点(状態・付属品の独自項目あり)そのまま使えるCSV で書き出し、対応表を作って取り込む独自項目の入れ先を決める必要がある移せる。対応表が要る
注文の記録3年分管理画面で見られる未確認移せない分は CSV で保管し、問い合わせ対応に使う欠けを許容できるか店主が決める
会員800人とポイント残高残高が生きている会員情報は未確認。ポイント残高は同じ仕組みでは移せない(この例の前提)残高の扱いをお客様に説明する必要がある説明の段取りがなければ移行しない
旧住所 /item/12345(検索からの来店あり)変えない旧住所ごとの転送先を一覧にし、CSV で一括登録転送表がなければ検索からの来店が落ちる転送表がなければ移行しない
決済(クレジット・代引き・銀行振込)今の条件のまま移行先で使える決済と条件を公式ページで確認代引き・銀行振込の運用が変わる可能性未確認
配送・送料の例外ルール今の設定のまま標準の配送設定に置き換える地域別・商品別の例外が再現できないことがある未確認
ブログ40本そのまま手作業か変換の短いプログラム画像と内部リンクの張り替え作業時間を見積もる
会計ソフトとのつなぎ動いているつなぎ先の対応状況を確認未対応なら手入力が増える未確認

判定が「未確認」のままの行が三つあります。それで構いません。この段階では埋まらない行が残るのが普通で、埋めるには移行先の公式ヘルプと、今のカートの書き出し機能を実際に開くしかありません。未確認を「たぶん移せる」に書き換えた瞬間に、この表は判断材料でなくなります。移すと決めたあとの照合の手順は、移行の記事(F1)の範囲です。

費用の見方

「追加でかかる費用」を金額にするときは、先に「何にいくら」の単位をそろえます。

費目単位
プラン料金月か年。Basic・Grow・Advanced・Plus の4段で、月払いと年払いで金額が違う。金額は公式料金ページで確認し、確認日を添える(最終確認 2026-09-09)
決済手数料売上に対する割合。支払い方法とプランで違い、公式料金ページの各プランに記載がある
アプリ一つずつ。月額、使った分だけ、無料のどれか
テーマ買い切りか無料か
店の住所(ドメイン)
外に頼む作業時間か一式か

含まれるものと含まれないものを分け、税と契約期間と解約の条件を添えます。金額には確認した日も添える。古い料金では合計を出しません。年間の合計を架空の料金例で並べたいときは、構成と費用を比べる計算機が同じ期間と件数で三つの構成を並べます。

進め方を選ぶ

判定が決まったら、進め方を一つ選びます。

  • 国内のカートで開く: 判定が「国内の無料プランで始める」なら、各社の公式ページで料金と独自ドメインの可否を確認して開設します。BASE・STORES・カラーミーショップ・おちゃのこネットとの紹介提携は未確認で、この記事に紹介リンクはありません。提携が確認できたら、通常のリンクと区別した紹介リンクをここに置きます
  • Shopify を契約する: 判定が「Shopify を候補にする」で、売り方の表が「標準機能」と「見た目の編集」で埋まったら、公式の料金ページで対象プランと無料体験の条件を確認して契約します。Shopify との紹介提携も未確認です
  • Claude Code で自分で作る: 最初の範囲は、商品の一覧表と住所の一覧から、移す項目と欠けている項目を表にする一処理までに限ります。今の店への書き込みは含めません。指示文は資料と一緒にこの記事の下に載せます
  • 社内や今の開発先に渡す: この記事の書き出し表、三つの問い、移す項目の表をそのまま渡します。開発の人向けの資料(要件、確認項目、戻し方)は、できしだいこの記事の下に載せます。今は実装資料の一覧にある他の記事の資料が型の参考になります

判定に迷う場合だけ、相談から条件を送れます(任意。受託は初期の範囲外で、返答は運営者の手が空いたときになります)。どの進め方でも、表を使うのに登録や紹介リンクは要りません。前提の四つを先に整理したいときは、店舗の条件を整理する道具が確認する順番を並べます。

導入・検証・戻し方

判定が「向く」で止まったら、次の順で進めます。実行した記録はなく、全体が提案です。

  1. 書き出し表の「中心」の行に確認日と公式ページの名前を埋め、「未確認」を消す
  2. 契約前に試せる環境があれば、試しの商品を数点入れて、1点だけの商品の売り切れ表示と税込の表示を確かめる
  3. 引き継ぐものを商品・商品ページの住所・お客様・注文の記録に分け、持っていく/持っていかない/未確認を書く
  4. 今の住所から新しい住所への転送の一覧を作り、CSV で一括登録する。件数が上限(通常プラン100,000件)に収まるかを先に数える
  5. 切り替える日と戻し方を決めてから契約する。今の店は、切り替えたあとも一定の期間は止めない
  6. 本番の切り替えは、試しの環境での確認と戻し方の共有が済んでから行う

戻し方は一つです。今の店を残しておく。店の住所(ドメイン)の切り替えは最後にして、戻すときは、住所を今の店へ向け直します。商品のデータは切り替え前に書き出して保管し、Shopify 側で編集した内容は、戻すと失われる前提で扱います。住所の切り替えを自動でやらず、対象と影響を確かめてから手で行います。

検証と制約

実店舗での検証は未実施です。この記事の記入例は Timeseek の売り方を元にしていますが、仕分けの列は店主が公式ページを読んで埋めるという想定の架空データの例で、Timeseek で機能を確かめた結果ではありません。売上や来店の数も載せていません。

Shopify の機能一覧は検証していません。記入例の「標準機能」は想定で、実際にできるかは対象プランの現在の公式ページで確かめ、確認日を表に残します。この記事で確認日つきで書いた事実は、旧住所の転送(管理画面と CSV、上限100,000件)、商品 CSV の列、無料体験の記載、プランの4段の四つで、いずれも 2026-09-09 に Shopify の公式ページで読んだものです。年間費用の比べ方は別の記事(A2)、移したあとの照合の手順は移行の記事(F1)の範囲です。移す項目の表の例は架空の店のもので、実際の移行は行っていません。

移したあとの検索まわりは、足す前に確かめます。Shopify は正規URLの指定(canonical)、ページ一覧(sitemap)、巡回の許可(robots)を標準で出し、旧住所の転送も設定できます。ページの題名と説明文はテーマが出します。この標準の出力を先に確認し、欠けと重なりだけを直します。検索エンジン向けのアプリを足すのを最初の手にはしません。

Shopify の紹介制度は公式ページで公開されていますが、運営者の提携は未確認です。報酬や新規契約の対象条件も確認していません。BASE・STORES・カラーミーショップ・おちゃのこネットとの提携も未確認です。今すでに使っている人や無料での利用は紹介の対象にせず、紹介リンクを置く場合は通常のリンクと区別する属性を付けます。国内4社の料金は公式ページを 2026-09-11 に読んだ値で、無料プランでの独自ドメインの可否(BASE・カラーミー)とカラーミーの無料プランの手数料は本文に明記がなく未確認です。

ChatGPT や Google の AI 経由の販売には、利用できる地域・売る相手・対象商品・規約の条件があり、日本の店が無条件で使えるとは書きません。店側の対策としては「AI 商品チャネルの適格性」(M09)の範囲なので、この記事の表では「対象外」か「未確認」で扱います。

この記事が検索向けに出す裏側のデータは、画面に見える内容と一致させ、架空の評価や実績を載せません。

出典

  • G01: 役に立つ、人を第一にしたコンテンツ(Google、確認日 2026-09-07)
  • G02: Google Web Search spam policies(Google、確認日 2026-09-07)
  • G03: Shopify Affiliate earnings(Shopify、確認日 2026-09-07。公開規約の確認のみで、本人提携は未確認)
  • V301: Google Search generative AI optimization guide(Google、確認日 2026-09-07)
  • V306: Structured data general guidelines(Google、確認日 2026-09-07)
  • V308: Qualify outbound links(Google、確認日 2026-09-07)
  • V309: Shopify SEO overview(Shopify、確認日 2026-09-08)
  • V310: Shopify theme SEO(Shopify、確認日 2026-09-08)
  • V311: Shopify theme metadata(Shopify、確認日 2026-09-08)
  • P01: Shopify の料金プラン(Shopify、確認日 2026-09-09。プランの段と無料体験の記載)
  • P22: Using CSV files to import and export products(Shopify、確認日 2026-09-09)
  • P23: Creating and managing URL redirects(Shopify、確認日 2026-09-09。CSV 一括登録と件数上限)
  • D01: BASEの料金プラン・手数料(BASE、確認日 2026-09-11)
  • D02: 利用料金・手数料|STORES ネットショップ(STORES、確認日 2026-09-11)
  • D03: プラン・料金一覧|カラーミーショップ(GMOペパボ、確認日 2026-09-11)
  • D04: 通常プラン料金 - おちゃのこネット(おちゃのこネット、確認日 2026-09-11)
  • D05: MakeShop(GMOメイクショップ、確認日 2026-09-11)
  • V314: Shopify Catalog and agentic discovery(Shopify、確認日 2026-09-07)
  • V315: Shopify ChatGPT agentic storefront(Shopify、確認日 2026-09-07)
  • V316: Shopify Google agentic storefront(Shopify、確認日 2026-09-07)

紹介関係の開示: この記事で名前を挙げた Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップ、おちゃのこネットについて、運営者の紹介提携は未確認です。紹介リンクは置いていません。表を使うのに登録や紹介利用は要りません。