対象と結論
法人向けの商材をネットで売っていて、自社サイトに来ている企業が分かれば営業の当たり先を作れるのではないか。そう考えている事業者が対象です。買い手が個人の店は向きません。ここが最初の分かれ目です。理由はすぐ下に書きます。
GoQMieruca は、自社サイトに来た訪問を企業として一覧にする営業支援ツールです。訪問元のIPアドレスを企業データベースと照合し、どの企業がいつ何のページを何秒見たかを表示します。住所や連絡先、企業の規模も出ます。
結論です。ここで分かるのは企業であって個人ではありません。この一点で、向く店と向かない店がはっきり分かれます。照合の仕組みが企業のIPアドレスに頼っているので、社員が自宅の回線やスマートフォンから見た訪問は、企業として出てきません。個人のお客さんが買う店では、名前も連絡先も出ないまま月額だけがかかります。
対象になるのは、法人向けの商材を扱っていて、企業名と連絡先が分かったら実際に連絡する人がいる店です。リストを見る人と連絡する人がいないなら、CSVが増えるだけで終わります。ここは導入の前に決めておくところです。
料金は、スタンダードプランが月30,000円・初期50,000円、プロプランが月50,000円・初期100,000円です(税別)。課金開始日から3か月は最低利用期間で、途中で解約できません。20日間の無料お試しがあります。料金は公式サイトの本文になく画像に書かれていて、この記事の金額は画像から読み取った値です(確認日 2026-09-17)。見直しは30日ごとです。
条件を確認
先に、自分の店の4つを確かめます。
- 買い手の内訳: 注文と問い合わせのうち、法人からのものが何割か。請求書払いや見積もり依頼の件数でも近いことが分かる
- 訪問の回線: 買い手の担当者は会社のパソコンから見ているか、スマートフォンから見ているか。個人回線とモバイル回線は企業として出ない
- 営業の受け皿: 企業名が分かったとき、誰が連絡するか。連絡の手段(電話、フォーム、郵送)も決まっているか
- 個人情報の扱い: フォーム送信のみえる化とメール配信のみえる化を使う場合、入力された情報とアクセス履歴を結び付けることになる。プライバシーポリシーでどう説明するかを先に決める
2番目は見落としやすいところです。法人向けの商材でも、担当者が移動中にスマートフォンで見ていれば、その訪問は企業として出ません。自社サイトの訪問のうち、どれだけが企業として特定できるかは店ごとに違います。公式サイトに特定率の記載は見当たらず、未確認です。だから、この数はお試しの期間に自分で数えることになります。
3つのみえる化
公式サイトの説明では、みえる化は3つに分かれています。
| みえる化 | 何が分かるか | 必要なプラン |
|---|---|---|
| 企業情報 | 訪問元のIPアドレスと企業データベースを照合し、企業名・住所・連絡先・規模と、見たページと滞在時間 | スタンダード以上 |
| フォーム送信 | 問い合わせフォームに入力された情報と、その人のアクセス履歴の紐付け | プロ |
| メール配信 | 送ったメール内のリンクのクリックと、アクセス履歴の紐付け。名刺のCSVを取り込んで結び付ける | プロ |
企業情報だけならスタンダード、フォームとメールまで使うならプロ、という分かれ方です。見込み顧客リストのCSV書き出し、顧客ごとのラベル管理、HTMLメールの配信とクリック率の集計もできます。
無料・標準機能で足りる場合
先に無料でできることを書きます。Google アナリティクス(GA4)のような無料の計測を入れていれば、どのページが何回見られたか、どこから来たか、どのページで離脱したかは分かります。ここまでで足りる店は多いです。企業名が出ないだけで、改善の判断には使えます。
企業名を知りたい理由が「問い合わせにつながった会社を知りたい」なら、問い合わせフォームに会社名の欄を足すのがいちばん安上がりです。0円で、しかも実際に連絡を取りたい相手だけが入ってきます。フォームに来た人だけが対象という限界はありますが、月30,000円を払う前に試す価値があります。まずそこからです。
展示会や名刺交換で集めた名刺を管理したいだけなら、それも別の話です。名刺の管理と、サイトに来た企業の特定は目的が違います。
月30,000円を払う価値があるのは、次の条件がそろう店です。
- 法人からの注文や問い合わせが、売上の柱になっている
- 問い合わせに至らない訪問が多く、その中に見込み客がいると考える理由がある
- 企業名が分かったら連絡する人と、連絡の型(何を言うか)が決まっている
- 少なくとも3か月は続けられる。最低利用期間が3か月あるため、1か月で止める判断はできない
このうち3つ目が欠けていると、ほぼ確実に使わなくなります。
比較
問い合わせの手前にいる企業を知る方法を並べます。この記事に架空データの例は置いていません。判定の欄は、自分の店の条件に当てて読んでください。
| 方法 | 分かること | 分からないこと | 費用の性質 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 無料の計測(GA4など) | ページごとの閲覧数、流入元、離脱の位置 | 訪問した企業名、担当者 | 0円 | まずここから。改善の判断はこれで足りることが多い |
| フォームに会社名の欄を足す | 問い合わせた企業の名前と連絡先 | 問い合わせに至らなかった訪問 | 0円(作業時間のみ) | 法人向けの店は、有料を試す前にこれを先に |
| 名刺の管理 | 会った相手の会社と連絡先 | サイトに来ているかどうか | 既存の手段の範囲 | 展示会や訪問営業がある店だけ |
| GoQMieruca スタンダード | 訪問した企業名と、見たページ・滞在時間 | 個人、個人回線・モバイル回線からの訪問 | 月30,000円・初期50,000円(税別) | 法人比率が高く、連絡する人がいる店 |
| GoQMieruca プロ | 上に加えて、フォーム入力とメールのクリックをアクセス履歴に紐付け | 同上 | 月50,000円・初期100,000円(税別) | メール配信を営業の型として回している店 |
BtoC の店にとっての結論は、上の表の4行目と5行目が当てはまらない、ということです。訪問者の多くが個人である以上、企業として特定される訪問はわずかで、その中に買い手はいません。月額だけが残ります。
提携が有効な商材には、表や案内のリンクに「PR」の印が付きます。「PR」の印がない商材には、公式サイトへのリンクも置いていません。名前と比較の内容はそのまま載せています。
料金の見方
見るのは月額だけではありません。初期費用と最低利用期間を足した額が、最初に決める金額です。
課金開始日から3か月は解約できないので、スタンダードなら初期50,000円と月30,000円の3か月分で合計140,000円、プロなら初期100,000円と月50,000円の3か月分で合計250,000円になります(いずれも税別)。これは公式の料金からの足し算で、見積もりではありません。割引や別途費用の有無は確認していません。
この額を、企業名が分かることで増える商談の数で割って考えます。ただし、その商談の数はやってみないと分かりません。だから20日間の無料お試しで先に数えるのが順番です。何を数えるかは次の節に書きます。
料金が画像でしか公開されていない点は、読者にとっての不便です。金額の改定があっても、ページの文字を追うだけでは気づけません。この記事の見直しでも、画像を開いて読み直します。
進め方を選ぶ
- まだ入れない: 買い手が個人の店。訪問者の個人は特定できません
- 無料で始める: 問い合わせフォームに会社名の欄を足し、1か月分の問い合わせを見る
- 20日の無料お試しで数える: 法人比率が高い店。特定できる企業の数を自分で数えます
- スタンダードから始める: 企業名だけで連絡できる店。フォームとメールの紐付けは後から
- 迷う場合だけ相談する: 相談から条件を送れます(任意。受託は初期の範囲外です)
導入・検証・戻し方
順番です。実行ログはなく、提案です。
- 直近3か月の注文と問い合わせを、法人と個人に分ける。法人が何割かを出す
- 企業名が分かったときに誰が連絡するかを決める。決まらないなら、ここで止める
- 20日間の無料お試しを申し込み、計測用のタグを自社サイトに入れる
- お試しの期間に、訪問のうち何件が企業として特定できたかを数える。特定できた企業のうち、自店の商材に合う業種が何件あるかも数える
- 4の数と、3か月分の合計額(スタンダードで140,000円、プロで250,000円、税別)を並べる
- 続けると決めたら、特定した企業への連絡を型にする。誰が、何日以内に、何を言うか
4の「業種が合う企業の数」を見るのが要点です。企業として特定できても、同業他社や取引のない業種ばかりなら、営業の当たり先にはなりません。件数の多さではなく、中身で判断します。数だけ見ると外します。
戻し方は、最低利用期間の3か月を過ぎてからの解約です。その前に、書き出した見込み顧客リストのCSVを手元に保存します。解約後もリストは残りますが、アクセス履歴の更新は止まります。計測用のタグは自社サイトから外します。外し忘れると、動かないタグが読み込みの時間だけ増やします。
検証と制約
実店舗での検証は未実施です。この記事に架空データの例は置いていません。商談の数や受注が増えるかどうかも測っていません。
訪問のうち企業名が出る割合は未確認です。公式サイトに記載が見当たりませんでした。自社サイトで何件が特定できるかは、無料のお試しで自分で数えてください。企業データベースに載っていない会社、回線の契約が個人名義の会社、支店からの訪問がどう扱われるかも未確認です。
料金は公式サイトの画像から読み取った値です(確認日 2026-09-17、税別)。本文に金額の記載がないため、テキストとしての再確認ができません。最低利用期間の3か月と20日間の無料お試しは公式サイトの記載です。
フォーム送信のみえる化とメール配信のみえる化は、入力された情報とアクセス履歴を結び付ける機能です。個人情報の扱いとプライバシーポリシーの書き方は、導入の前に決める項目として扱います。法的な要件の判断はこの記事の範囲外です。
GoQMieruca は、提供元の GoQSystem と 2026-09-16 に結んだパートナー契約の対象です。この提携の紹介リンクは、GoQMieruca の公式サイトを開きます。リンクには通常のリンクと区別する属性を付け、「PR」の印を表示します。
出典
- D128: GoQMieruca 公式サイト(GoQSystem、確認日 2026-09-17。3つのみえる化、最低利用期間3か月、20日間の無料お試し)
- D129: GoQMieruca 料金表(GoQSystem、確認日 2026-09-17。料金は本文になく画像。画像から読み取った値)
- D127: GoQSystem パートナー制度(GoQSystem、確認日 2026-09-17)
- G01: 役に立つ、人を第一にしたコンテンツ(Google、確認日 2026-09-17)
- G02: Google Web Search spam policies(Google、確認日 2026-09-17)
- V301: Google Search generative AI optimization guide(Google、確認日 2026-09-17)
- V306: Structured data general guidelines(Google、確認日 2026-09-17)
- V308: Qualify outbound links(Google、確認日 2026-09-17)
紹介関係の開示: この記事で名前を挙げた GoQMieruca は、提供元の GoQSystem と 2026-09-16 に結んだパートナー契約の対象です。GoQMieruca のリンクは公式サイトを開きます。リンクには「PR」の印を付けています。料金と条件は公式サイトで確認してください。この記事の表を使うのに登録や紹介リンクは要りません。